About Us
「再来芸術祭」とは
2021年に、外国人を主なメンバーとして構成した企画・芸術家団体「3ducksDADA」によって発足された芸術企画です。
都市開発によって形成された異郷人の溜まり場、嘗てのドヤ街である「東京さんや」を舞台にし、毎年10月に開催されます。
急速な開発と頻繁な取り壊しにより、都市は均質化に向かって妥協し続けています。異質な文化は、都市開発の狭間に積み上げられます。誰が都市の構造を定義し、誰が階級を分かつのか?
都市の他者は土地に漂着し、根を張り、自らの居場所を築いていきます。アートを通じてコミュニケーションの場を作り、都市開発や移民について考えることで、私たちは都市から排除されている他者を再び視野に入れます。自分自身で他者を見、他者を通して自分自身を理解するのです。
芸術祭の開催前にアーティストに地元への居住を招待して当地の人々と交流する為の作品展示やワークショップを行います。一定期間のフィールド調査の後、アーティストには、彼らの視点からその経験を記念する形式のアート遺産を制作するよう求められます。
芸術形式は、異邦人の生活と現実を語るための “場所 “と “機会 “として強調し、アーカイブ資料、インタビュー、展示、ワークショップ、上映会、写真などの柔軟な形式を通じて、地域社会に深く浸透し、歴史的な規範を超えた多様な視点を提供することを目指しています。
来場者は、現地で作られた芸術作品をガイドブックを辿って探しながら、街歩きツアーすることができます。この取り組みは、特定の都市に対する大衆の再認識を促進することを目的としています。さんや地域の生活を体験し、歴史を見直すことが可能でしょう。
本芸術祭は、芸術作品を発見することで、特定の地域を再訪する機会を提供します。そのため、「再来」と名付けられています。
「再来委員会」紹介(チーム紹介)

3ducksDADAは芸大美大出身者によって有志で組織され、東京のヘテロトピア(既存の社会秩序とは異なる価値観や規範が存在する場所)ー山谷エリアを拠点に、「地域・社会構築」のテーマに関心を持つ日本の新進作家と海外の若手作家を繋ぎ、異なる文化的背景を持つ人々の視点から現代都市の新たな可能性を観察・探求している。芸術創造と社会調査を組み合わせたアートプロジェクトを企画・実施するアートコミュニティです。
3ducksDADAは、「地域・社会構築」をテーマに掲げ、日本の新進作家と海外の若手作家を結びつけ、現代都市の可能性を様々な視点から探求しています。東京の山谷エリアを拠点にし、芸術創造と社会調査を組み合わせたアートプロジェクトを展開しています。私たちは芸大美大出身者から始まり、外国人アーティストや研究者で組織され、「再来さんや」を企画・運営しています。その活動の目的は、現代社会の課題に直面するコミュニティの経験とエンパワーメントに焦点を当て、彼らの視点や物語を表現する場所と機会を提供しています。また、共同創作を通じて社会的不平等に対する理解を促進しています。
沿革
2021年「山谷異邦人」という3人のチームを設立、同年10月「再来さんやー小さい芸術祭」を開催(助成:東京藝大I LOVE YOUプロジェクト)
2022年10月「再来さんやー小さい芸術祭2022」を開催(助成:東京藝大I LOVE YOUプロジェクト)
同年「山谷異邦人」を「3ducksDADA 」(さんや駄々)に変更し、7人の団体になった。
2023年2月28 学生CGCアート部門 審査員賞港千尋SILVER賞
2023年3月 ARTiX³(CUBE)ソフトオーブン公募展に出展、企画展に選出。
2023年5月 ギリシャコーフ島でAUDIO VISUAL ARTS FESTIVAL2023に映像出展。
2023年8月 ARTiX³(CUBE)で「七日泊」個展開催。
2023年9月 武蔵野美術大学大学院産業科学研究科にて特別講義。
2023年10月「再来さんやー小さい芸術祭2023」(助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京スタートアップ)
2023年10月 シンポジウム「アートシーンとコミュニティ形成-旅の原点」。
2023年10月ヨーロッパ文化都市ギリシャエレウシスアートフェスとコラボ。
2024年7−9月ドイツReddot 社会デザイン展出展(中国成都天府美術館)
2025年3月ドイツReddot 社会デザイン展出展(中国廈門reddotデザイン博物館)
SNS
Instagram: sairai_sanya
映像アーカイブ(Youtube):SanyaDADA @sanyadadajp