「迷路」シリーズ | 張 竣凱
迷路シリーズは長期のアートプロジェクトであり、日常生活の体験、思考、経験、出会った事物や自然を、ナスカの地上絵に似た描き方で融合させ、焦点を与えずに、具象と抽象の間にイメージを生み出すことを目指している。
さらに、これらのイメージは互いに連結して迷路を構成しており、各迷路は次の迷路と繋がっている。左から右(始点から終点)へ進むのは難しいが、逆に進むと複雑だった路線が簡単に見える。
このシリーズの制作は生活経験と結びついており、迷路の複雑さは生活の困難や各段階を象徴している。困難や段階は永遠に続くものではなく、相対的なものである。我々が出会うものは最終的に精神の一部となり、世界との関係を映し出し、「迷路」を構築していく。
作家紹介:張 竣凱
再来さんや芸術祭2021年の参加作家であり、2023年からは運営側に加わっています。現在、キュレーター、パフォーマー、アーティストとして活動しています。